【足立区の登録支援機関】外国人材紹介会社の上手な活用方法・手続きの流れ

求める人物像を明確化しておく

外国人材紹介会社に依頼する前に、まずは求める人材像を具体的に言語化しておきましょう。

• どのような業務で、どのようなスキル・経験を持っている人材を求めているのか
• 現場でのコミュニケーションに必要な日本語レベルはどの程度か
• 協調性や就労意欲、日本の文化への理解度など、どのような人物を求めているのか

これらの要件を明確にすることで、外国人材紹介会社が最適な人材を効率的に探し、ミスマッチを防ぐことができます。

求人票について相談する

自社の魅力を最大限に伝え、外国人材の関心を引く求人票を作成するためには、外国人材紹介会社の専門知識を活用することが有効です。

業務内容を外国人材が理解しやすい言葉で具体的に記載することはもちろん、給与体系や福利厚生、昇給・昇進の可能性など、外国人材が重視する項目を明確に記載しましょう。

また、将来的にどのようなキャリアを築いていけるのか、具体的なキャリアパスを示すことで、就労意欲を高めることができます。

不明点や疑問点を相談し、情報漏れのない求人票を作成しましょう。

採用後のサポートも利用する

採用後のサポートも実施している外国人材紹介会社を利用することで、外国人材の早期離職を防ぎ、職場への定着を促すことができます。

在留資格申請のサポートはもちろん、生活支援や入社後のフォローアップなど、積極的に利用するのがおすすめです。

STEP1：お問い合わせ

まず、気になる外国人材紹介会社に問い合わせを行い、外国人材の採用を検討している旨を伝えます。

STEP2：ヒアリングと人材紹介

次に、担当者とのヒアリングに進みます。会社が抱える人材の課題、求める人物像、雇用条件などを詳細に共有しましょう。外国人材紹介会社は、このヒアリング内容にもとづいて候補者を選定し、履歴書や職務経歴書などを提示します。

STEP3：面接・内定

候補者が提示されたら、外国人材と面接を行います。面接後、採用の可否を決定し、内定を通知します。

STEP4：在留資格申請

内定後、外国人材が日本で働くために必要な在留資格の申請手続きに進みます。在留資格が取得でき次第、入社日を調整します。

STEP5：料金の支払い

正式に在留資格の許可が下り、外国人材の入社が決まったら、外国人材紹介会社へ料金を支払います。

STEP6：勤務開始・入社後のサポート

外国人材と企業で雇用契約を締結すれば、勤務開始となります。

多くの外国人材紹介会社では、紹介後のサポートも実施しているため、外国人材の定着のためにも積極的に活用しましょう。

外国人材採用に関連する主な助成金

助成金には様々な種類があり、それぞれ目的や要件が異なります。こちらでは、4つの助成金について解説します。

人材確保等支援助成金（外国人労働者就労環境整備助成コース）

外国人労働者が働きやすい環境を整備する事業主を支援する助成金です。就業規則の多言語化や通訳・翻訳機器の導入などが対象となります。

人材開発支援助成金（人材育成支援コース）

人材開発支援助成金とは、外国人を含む従業員に、職業訓練を実施した場合に利用できる助成金です。複数のコースがあり、外国人労働者を雇用している事業主の場合、人材育成支援コースの枠組みを活用して申請します。

訓練計画の提出、訓練の実施、申請書の提出といったステップを経て、審査に通れば支給されます。

トライアル雇用助成金

安定した職業に就くことが困難な労働者を、試行的に雇用する事業主を支援する助成金です。外国人材の採用に特化した助成金ではありませんが、要件を満たしていれば国籍問わず助成金の支給対象になります。

キャリアアップ助成金

有期雇用労働者などを正規雇用労働者に転換した場合などに利用できる助成金です。

企業内でのキャリアアップを促進するために、有期雇用労働者を正社員として採用したり、賃金を上げるなど処遇改善を行ったりした事業主が対象になります。

助成金活用の注意点

助成金制度は、活用にあたっていくつかの注意点があります。

後払いであること

助成金の多くは、申請手続きが完了し、審査を通過した後に支給されます。そのため、事前に費用を負担する必要があります。

手続きが複雑

申請には多くの書類が必要で、専門的な知識が不可欠です。書類の不備があると申請が遅延したり、不支給になったりするリスクがあります。

これらの注意点を理解したうえで、専門家への相談を検討することが、助成金を確実に活用するための鍵となります。